深夜から朝にかけてDJが音楽をかけるイベントなどで、フロア全般の仕事を行うクラブのアルバイト。なかなか求人誌やサイトでは募集を見つけることができませんが、音楽好き or クラブ好きにとっては好きな音楽に常に触れられるということでひそかに人気のバイトのようです。
そこで今回はクラブでのアルバイトの内容と評判についてご紹介したいと思います。
photo by MIXTRIBE
クラブの基本情報
※以下の数値はあくまで参考です。店舗によってデータが異なることもありますのでご了承ください。
時給の目安 | ¥1,000 〜 ¥1,200 |
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年齢層 | 20代〜40代 |
男女比 | 男性70%:女性30% |
高校生 | × |
稼げる度 | ★★★☆☆ |
出会える度 | ★★★★☆ |
肉体労働度 | ★★★☆☆ |
面接難易度 | ★★☆☆☆ |
専門知識度 | ★★☆☆☆ |
身につくスキル | コミュニケーション能力がアップする |
おすすめポイント | 出会いが多い |
総合評価:★★☆☆☆
DJが音楽をかけるフロアで深夜の時間帯にスタッフとして働くクラブのアルバイト。通常、求人サイトなどでの一般募集は行っていないものの音楽好きの人は知り合いの紹介で始めたり、クラブイベントで情報を仕入れたりして、興味を持って働き始める人が大半です。
仕事については入り口付近でお会計とゲストの対応を行うエントランススタッフ、フロア全体を見渡しながら適宜ゲスト対応やグラス下げ、掃除などを行うホールスタッフ、またカウンターでお酒をつくるバーテンダーのお仕事があります。
アルバイトとして採用されたら夜8時くらいから朝までのオールナイトのお仕事になるため、それなりに体力は必要です。また大音量でタバコの煙が立ち込める環境で働くことになるため、基本的に好きでないと続かない仕事でもあります。
しかし逆に音楽好きであれば、好きな音楽を無料で聴くことができさらに知り合いも増えるため、非常に条件の良いバイトであると言えます。
時給は1,000円位〜が平均的。また通常居酒屋では22時以降に時給がアップすることが多いですが、クラブスタッフの場合は朝まで一律の時給のところが多いのも特徴です。
面接では身だしなみなどはとくに問われませんが、(逆にピアスや髪の色など華やかな方が好まれる場合もあります)音楽好きであることはほぼ必須になります。とくに詳しい知識が必要とされるわけではありませんが、音楽について質問されたら好きなアーティストについて詳しく語れたりすると印象はアップします。
クラブの仕事内容
クラブのアルバイトには大きく分けて以下3つのしごとがあります。
- エントランススタッフ
- ホールスタッフ
- バーテンダー
1. エントランススタッフ
エントランススタッフはクラブのエントランスでお客様をお迎えする、受付とお会計を担当するスタッフです。
エントランスでは20歳以下だと入場できないため身分証の提示を求めたり、ゲスト入場と一般入場の金額が違うこともあるため、確認事項は比較的多いのが特徴です。
ただクラブの場合、ゲストが一気に入場するタイミングがあり混み合うこともるため、手際良く対応しなるばくお待たせしないようにすることがポイントです。
2. ホールスタッフ
ホールスタッフはクラブ内全体を歩いて、空いたグラスがないか?また気分の悪そうなお客様がいないか?パトロール役を担当するお仕事です。
クラブのホールスタッフの場合、基本的にはお客様からオーダーを伺って注文を取るということがないため、直接のコミュニケーションは発生しません。ただ飲んでいるゲストも多い上に暗闇の中でグラスも割れやすいため、空いたらすぐに下げることが大切です。
3. バーテンダー
バーテンダーはカウンターでオーダーを受けたドリンクをつくるお仕事になります。
クラブで提供するドリンクは簡単なものが多いため本格的なバーのように作るというよりも、オーダーを受けたら手際良くカクテルをつくることに重きを置いて仕事する姿勢が大切です。また基本的にはキャッシュオンなので、金額を間違えないように確認することも大切です。
クラブで働くメリット・デメリット
それでは続いてクラブでアルバイトをする上での、メリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
メリット
- 出会いが多い
- 音楽に詳しくなれる
- コミュニケーション能力がアップする
クラブのアルバイトは「出会いが多い」というのがまずメリットです。とくにクラブの場合常連ゲストが非常に多いため、シフトが多いほど顔なじみになる可能性も大きく、ふとしたきっかけから会話が生まれ知り合えるチャンスが増えるのが魅力です。
また音楽好きは仲間でつながることも多いため、一人と知り合うと友達の友達、というようにどんどん知り合いの幅が広がっていくのも特徴です。
また音楽に詳しくなれるというのもメリットだと言えるでしょう。
もともとクラブスタッフとしてアルバイトしている人は圧倒的に音楽好きで「常に音楽に触れていたい」「音楽のある環境で働きたい」と思って応募する人が多いため、常に音楽が流れている環境で働くことでさらに音楽に詳しくなることができ、また音楽好きのスタッフや知人を通して知識と世界が広がっていくのも魅力と言えるでしょう。
もう一つはコミュニケーション能力がアップするということです。クラブはコアな音楽好きが集まる場所であるため、音楽好きなゲストはリピーターになってくれる可能性も高く、ゲストと積極的にコミュニケーションを取ることによって、また来店してもらえる可能性も高まります。
そのため日頃の会話力は欠かせません。話すことは必須ではありませんが、そうした関係性づくりを意識しながらバイトできると自分もさらに楽しく働けるようになるでしょう。
デメリット
- 生活が昼夜逆転してしまう
- 酔っ払ったゲストに絡まれることも
- 大音量の中で仕事しなければならない
デメリットは夜の仕事であるため、生活リズムが狂って昼夜逆転してしまう可能性があるということです。
とくにアルバイトは学生やフリーターが多いようですが、クラブ明けに朝から大切な授業が入っていたり別のアルバイトが入っていたりする場合もあるため、頭が働かなくなってしまい支障をきたす場面もありそうです。
また酔っ払ったゲストに絡まれることもあるということも、デメリットの一つ。とはいえホールスタッフはそういったお客様をしっかりマークして多くの人が音楽を楽しみながら聴ける環境をつくる役割もあるため、そこは責任を持って言うべきことは言う姿勢が大切になります。
もう一つは大音量の中で仕事しなければならないということです。これは耳の悪い人はもちろん場合によっては聴覚に影響があるため「そういう環境は無理そう」と思う方はやめておいた方が良さそうです。
クラブの口コミ・評判
それでは最後に、実際にクラブで働いた人の体験談を紹介します。
このバイトは出会いが多いので、そういうの求めている人にはいいと思いますよ。あと大きなハコだとVIPも来るのでそういう人を見れるのもいいですね。環境はあんまり良くないですが音楽好きならやるだけの価値はあると思います。
時間帯が深夜から朝方なので、夜に強い人じゃないと無理ですね。あと相手が酔っぱらいでしかも若者なので、なかなか大変です。
その他にも客同士のトラブルや、ゲロの後始末など面倒なことは多い。でも音楽好きならおすすめですよ。イベントの度に有名DJが回すのでいい音に触れられるし音楽には詳しくなれるんで。
ホールの仕事としてはグラスとかの下げ、料理があるならその出しや下げ、掃除、エントランス、バー、その他雑務、いろいろありますよ。基本的には本当に誰でもできる仕事です。
仕事自体はこんな感じですが、環境的には当然ながら大音量は当たり前だしタバコ臭いしグラスは割れるので、相当音楽好きでないと続かないと思います。ちなみに決して楽なバイトではないです。
昼夜逆転しますね〜。でもクラブ好きならおすすめです。スタッフもDJやっている人が多いので音楽には確実に詳しくなれるし、だんだん微妙なDJとかわかるようになってきます。
あと外タレが来るくらい大きな箱なら良い音をただで浴びれるので、音楽好きはとくに相当おトクだと思います。
私も学生時代に一時期クラブで働こうかと考えてましたが、やめました。まず生活リズムが狂います。もし朝から授業が入ったりするとクラブは夜の営業が基本なので結構だるいと思いますよ。
あと私がやめた理由で、やはり働いている人たちと合わなそうということがありました。もし働くならどこのクラブで働きたいのか、しっかりリサーチした方がいいと思います。クラブによってカラーがはっきり分かれるので。
クラブでのアルバイトは圧倒的に音楽が好きな人が「良い音楽を聴きながらお金を稼ぎたい」「音楽好きと知り合いたい」というモチベーションで始めることが多いという印象でした。
そのためこれといった不満も見当たらず、たとえば大音量の環境で働くことや酔っ払ったゲストの対応など、想定範囲内でバイトしている人が多いということがわかりました。
まとめ
以上今回はクラブでのアルバイトの内容と評判についてご紹介いたしました。
もともとの音楽好きがさらに音楽に詳しくなりたい!もっと楽しみたい!という気持ちで働いてる印象が強いクラブでのアルバイト。夜の仕事なのでややキツい面もありそうですが、好きなら乗り越えられることもあるでしょう。気になる方はぜひチェックしてみてください。