シックな落ち着いた空間のバーカウンターの中でスマートにカクテルを作るバーテンダーのアルバイト。お店によって雰囲気もそれぞれ異なりますが、カクテルを作れるようになるだけでなく、TPOをわきまえた会話術、作法やマナーも身につくため、さまざまなことが身につきそうな隠れ人気のアルバイトです。
そこで今回はバーテンダーのアルバイトの内容と評判についてご紹介したいと思います。
photo by Keisuke Mutoh
バーテンダーの基本情報
※以下の数値はあくまで参考です。店舗によってデータが異なることもありますのでご了承ください。
時給の目安 | ¥1,200 〜 ¥1,500 |
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年齢層 | 10代〜40代 |
男女比 | 男性80%:女性20% |
高校生 | × |
稼げる度 | ★★★★☆ |
出会える度 | ★★★★☆ |
肉体労働度 | ★★★☆☆ |
面接難易度 | ★★★☆☆ |
専門知識度 | ★★★★☆ |
身につくスキル | コミュニケーション能力がアップする |
おすすめポイント | 美しい所作が身につく |
総合評価:★★★☆☆
大人が集うしっとりと落ち着いた空間で、カウンター越しにカクテルをお作りしておもてなしをするバーテンダーのお仕事。客層は20代〜30代よりも40代以降の大人の方が多いため、きちんとした言葉遣いや礼儀正しさ、身だしなみが必要になります。
アルバイトとして採用されたらお店にもよりますが、早々にカクテル作りを任されることはなくまずはキッチンや洗い場を担当することが多いようです。また同時進行でカクテルのレシピ本を見ながらカクテルの作り方を覚えたり実際に自分で練習してみるなどして、徐々に腕を上げていくことになります。
始めはわからないことも多かと思いますがベテランのバーテンダーや先輩を見習っているうちにカクテルの作り方だけでなく、気の利いた会話術や作法も身につけることができるでしょう。
時給は1,200円位〜が平均的。
面接では清潔感を心がけ、きちんと見えるフォーマルな服装を着用していくようにしましょう。また受け応えについても落ち着いた品の良い雰囲気の方が好まれるため、事前にお店をリサーチしてバーテンダーにふさわしい空気感を演出できるように心がけてみてください。
バーテンダーの仕事内容
バーテンダーのアルバイトには大きく分けて以下のしごとがあります。
- 接客サービス
- キッチン&洗い場スタッフ
1. 接客サービス
バーテンダーのアルバイトはカウンターに座ったお客様にカクテルのオーダーを伺い、カクテル作りと接客サービスを行っていくのが主なお仕事です。始めはカクテルのレシピを覚えるところからスタートし徐々に慣れてきたら簡単なカクテルから作らせてもらえるようになります。
シェイカーをふれるようになるためには本格的なバーであればあるほどデビューは難しいかも知れませんが、やる気があってコツコツ学んでいけばやがて任せてもらえるようになるでしょう。
またバーテンダーはお酒を作るだけでなくお客様との会話も大切なので日頃からさまざまなことに興味関心を持ち、自分の知識を増やしたり見聞を広げるなどしてトーク術を磨いていく姿勢が大切です。
2. キッチン&洗い場スタッフ
キッチン&洗い場スタッフはバーで提供される簡単なおつまみを作ったり、お客様が飲み終えたカクテルグラスを洗ったりするお仕事です。
通常はバーテンダーとしてカクテルを作る前に、キッチンや洗い場から修行を始めることになります。すぐにカクテルを作りたいという人にとってはもどかしいかも知れませんが、全体がわかってこそ実際にカクテル作りを任せてもらえるようになるでしょう。
そのためこの段階をおろそかにせず、まずはキッチンや洗い場から着実にステップを踏んでいくことが大切です。
バーテンダーで働くメリット・デメリット
それでは続いてバーテンダーでアルバイトをする上での、メリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
メリット
- コミュニケーション能力がアップする
- 機転が利くようになる
- 所作が美しくなる
バーテンダーのアルバイトは目の前のお客様にバーでゆったりとくつろいでもらうために、美味しいカクテルを作ることはもちろんそのお客様に合わせた話題を提供したり話の聞き役になることが欠かせません。
そのため経験を積んでいくうちにお客様に話しかけるタイミングや独特の間や空気感を演出できるようになるといった、コミュニケーション能力がアップするというメリットがあります。
またバーテンダーは常にカウンターの全方位に目を配らせ、カクテルのお替わりをさりげなく聞いたり状況に応じた話題提供を行うため、機転が利くようになるというのも魅力です。
さらに所作が美しくなるというのも良い点です。カクテル作りや提供は一種のアートなので、いつも手元は美しくちょっとした所作にも気を配るようになります。
また手元だけでなく立ち居振る舞いも美しくバーテンダーならではの品格が備えることも大切なので、意識しているうちに作法がしっかりと身につくでしょう。
デメリット
- なかなかカクテル作りを任せてもらえないことも
- 昼夜逆転してしまうことがある
デメリットはなかなかカクテル作りを任せてもらえないことがあるということです。お店によってはアルバイトはシェイカーをふらせてもらえず簡単なステアカクテルしか作れない場合もあるので、もし本気でシェイカーを振りたいと思うのであれば事前にしっかり確認した方が良いでしょう。
またバーテンダーは深夜遅くまでの営業になるため、生活のリズムが乱れ昼夜逆転してしまうことがあります。そのため他のアルバイトや勉強との両立を考えながらうまくシフトを組むようにしましょう。
バーテンダーの口コミ・評判
それでは最後に、実際にバーテンダーで働いた人の体験談を紹介します。
格好良いからという理由でバーテンダーを目指す人が多いですね。たしかにいろんな女性と知り合えますし、時には悩み相談を聞いたりすることもあって女性心理がわかるようになるのはいいですね。
あとお酒だけでなく会話のネタを増やそうと自分でもいろいろ勉強するようになったのは良かったです。常にしかし常にお客さんを満足させることを意識して働けば、必ずいい結果が得られると思います。
バーテンダーのバイトを大学生のときにしていました。お客さんとの繋がりで人脈も増えることもあったり、お酒に関する知識も付くのでやって良かったと思います。
もちろんはじめはお酒の知識もないしお酒作れないで大変なんですが、お酒好きなら追求してどんどん楽しくなると思いますよ。あとはベテランのバーテンダーの手さばきとか会話術とかを近くで見れるのは勉強になります。今思えば贅沢なバイトだったなと思います。
経験者です。実際飛び込んで知識ゼロから怒られながら体得するのが一番いいと思いますよ。みんな誰でも始めはそんなもんだし、期待されるといっても才能というよりひらすら努力の世界な気がします。
ま〜軽い気持ちでバイトするならそこまでのめり込む必要もないと思うし、それはそれでいいんじゃないでしょうか?でも男性の場合は大抵凝り性だから、怒れれたりするともっと追求しようと頑張るようになると思いますけどね。
このバイトするなら昼夜逆転生活は覚悟しておいた方がいいです。とくに仕事が終わるのが遅くてそれからさらに飲みに行ったりすることもあるので、仕方ないんですよね。決して楽ではない仕事ですが人好きの人にはおすすめです。
あと今流行りの「おもてなし精神」はすごく大事。常に目の前のお客さんを喜ばせたいという気持ちがバーテンダーを育てる気がします。
バーテンダーの仕事は何かと勉強になると思います。最初はグラスを洗ったり拭いたりする仕事ばかりですが、少しずつ簡単なカクテルから作らせてもらえるようになります。
なんだかんだ職人の世界なので一つずつステップを踏んで成長していくのが大事なんです。クールな仕事に思われがちですが実は地道な仕事。いいバーテンダーほど勉強している、と現場に入って思いました。
バーテンダーのアルバイトは華やかに見えて、カクテルのレシピを覚えることに始まりシェイカーの振り方やお客様への提供、会話術まで自分なりに磨きをかける努力が求められそうです。
ただ他のアルバイトに比べて修行の色合いが強いため、学べることも多くとくに会話術などは将来のために役立ちそうです。
まとめ
以上今回はバーテンダーのアルバイトの内容と評判についてご紹介いたしました。
お店によってカラーもさまざまですが、本気で頑張りたい人にとっては何かと学べることが多い印象のバーテンダーのお仕事。興味のある方はまずお店のリサーチから始めてみてください。